今じわじわと注目が集まっているこのニュース、まさに現実は小説より奇なり、です。
事の起こりは2003年にミネソタ大学の学生、クリス・ジェンキン君がミシシッピー川で水死体で発見された事から始まる。
当初はただの事故死と見られていたのだが、2人の元ニューヨーク市警のケビン・ガノンとアンソニー・ドゥアルトにより、それまでにも他の11の州で謎の水死体で見つかっていた40人程の若い男性ら(その多くは優秀な学生達だった)との関連性が疑われ、検死の結果、死因は "事故死" から "殺人によるもの" に変わった。
殆どの地元の検察がこれらの死体がどこで見つかったのかに焦点を絞る中、2人の元市警は "どこで水中に投げ込まれたか"を徹底的に調べ上げる。
そして調べる先々で見つかったのが、色とサイズの違うスマイリーフェイスの落書きだった。
そしてこれらは複数の手によるものではないか、との疑いを深める。何故ならば犯行は広範囲に、しかも同時刻に行われているものもあったのだと言う。
そして二人はもうひとつの手がかりになるものを、24才のマット・クルジッキー君の死体のあったミシガン州でも見つける。それは 'sinsiniwa' という落書きの文字で、それは後に追跡の結果たどり着いた、マット君が川に投げ込まれた所、"Sinsiniwa通り" と一致した。これによって犯人は犯行現場のヒントを残しているのだと二人は推理します。
現在FBIは連続殺人の可能性は低いとして、表立った捜査はしていませんが、この二人の元ニューヨーク市警の捜索には関心を示しています。
2人はこの他にも犠牲者がいる可能性があるものとして、捜索を続ける意志ですが、経済的にも限度がある為、一般からも何か手がかりになる事があれば、と呼びかけています。